あなたのご家庭の契約アンペア数は、適正でしょうか?
適正なアンペア数で契約できていなければ、無駄な料金を支払い続けることになります。
契約アンペア数が変わると電気料金の基本料金が変わります。

「従量電灯」をご存じですか?
従量電灯とは、毎月の電気代を決めるための使用した電気量に従って決まる電気料金プランのこと。
一般家庭のほどんどは、従量電灯Bプランに設定されています。
従量電灯Bでは、契約アンペア数に応じた基本料金がかかります。
東京電力の場合。
10A | 280円80銭 |
15A | 421円20銭 |
30A | 842円40銭 |
40A | 1123円20銭 |
50A | 1404円 |
60A | 1684円80銭 |
この基本料金に電気使用量×1kWhあたりの料金をあわせて、毎月の請求額が決まります。
万が一、本当は、30Aなのに、60Aで契約していたなら、842円も毎月無駄なお金を支払っていることになります。
平均アンペアってどれくらい?

東京電力によると、一般家庭の契約アンペア数の平均は34.88A(2015年度末時点)です。
34.88Aを基準にすると。
一人暮らしなど電気使用量が少ないなら20A~30A。
家族や家電が多く電気使用量が多めの家庭なら40A~60Aが目安となります。
アンペア数の調べ方
アンペア数の調べ方は、同時にどれくらいの家電を使用するかを調べる方法があります。
一度に使う電気の最大量を目安にしましょう。
たとえば、朝が一番、電気の使用量が多いご家庭だとすると。
炊飯器(5.5合炊飯時)13.0A+電子レンジ15.0A+電気ストーブ(ハロゲンヒーター強)10.0A=合計38.0A
これに、ベースになる電気の使用量を足さなければなりません。
もしも、冬だったら、
エアコン6.6A+液晶テレビ(42型)2.1A+冷蔵庫(450Lクラス)2.5A=合計11.2A
朝の使用量38.0A+基本使用料11.2A=49.2A
このご家庭は、50Aが適正な契約アンペアとなります。
もしも、40Aで契約しているのなら、朝、電子レンジを使ったとたんに、ブレーカーが落ちたなんてことが、頻繁にあるのではないでしょうか?
家電のアンペア

画像引用元東京電力
アンペア数変更の方法
アンペア数を変更する場合は、どうすればいいのでしょうか?
今契約している電力会社に申し込む
電話で申し込めば、相談にも乗ってくれます。
納得がいけば、工事をお願いしましょう。
申し込み後に、電力会社の作業員が、アンペアブレーカーの取り換え工事に自宅を訪問します。
立ち合いが必要で、20分ほどの工事の間は、電気が使用できません。
工事費は、無料。
しかし、配線工事や、60Aを超えるアンペア数を希望される場合は、有料になる場合もあるので、電力会社に申し込むときにしっかりと確かめましょう。